2014年02月10日

焼肉雑学⑤ 焼肉のお値段 part3

本日の焼肉雑学は 焼肉のお値段 part3
部位別のお値段と希少部位」についてお送りいたします。.

前回すこし肉の相場について説明いたしました。

お肉の部位(牛の身体のどの部分か)は細かく分けると、多数あります。

うで、バラ、もも、ロース等々・・・
しかも最近では、ミスジ、カイノミ、イチボ・・・などという名称で、さらに細分化された、部位の名称が一般の方の耳にも届くようになりました。


 そして、最近メディア等でよく耳にする「希少部位」

 ではそもそも「希少部位」とはなんでしょう?

なんとなく、貴重な部分なのかな?とか珍しい部分なのかな?なんていうのは感覚で分かると思います。

お肉の部位っていうのは、当然のことながら、牛さんの身体の一部なわけです。
よって、大きい部分もあれば、少ししか採れない部分もある。


例えば牛のタン
タン=舌ベロ ですが、一頭の牛から取れる量ってせいぜい1㎏~2㎏ってとこでしょうか?
牛肉一頭分の数量から考えるとめちゃくちゃ少ないです。


それに比べて、モモのお肉なんてのは比較的多いですね。
でも、最近ではモモ肉をさらに細分化した呼び名でよびます。

例えばモモの中で「シンタマ」って呼ばれるところがあるんですが、その中で上質なサシが入る部位で「友三角(ともさんかく)」ってのがあります。一般的にはやはり希少部位と呼ばれるところですね。牛の半身で1㎏~2㎏くらいしかとれませんから。

ただ・・・

これだけお肉の部位の名称を細分化させれば・・・
どこの部分でも、希少部位になりませんか?


そう考えると言葉の上での希少部位というのは極端に言えば、どこの部位であっても、希少部位と言えなくはない、と個人的には思ってしましいます。



でも、メディア等が取り上げる希少部位っていうのは、これに+αの要素が加わってくることが多いです。

ここで前回お話した、相場が関わってきます。
今度は相場といっても、季節の変化ではなく、牛の部位の需要に対する相場です。



一般的に需要の側面で考えると

みんなが食べたい部位→人気がある部位→需要が高い部位→値段が上がる



供給面で考えると
  
少ししか採れない部位で需要が高い部位→供給が需要に追い付かない→値段が高くなる

これが、結果的に
希少部位=美味しい肉=高い肉
ってなことになるわけです。

みんなが欲しいと思うもの、美味しいと思う肉、というのは当然のことながら長い目でみると、値段が高くなっていくわけです。
そして、その流通量が減れば減るほど高くなります。

たとえ文字通り、ほんとの希少部位であっても、だれも食べたがらない美味しくないお肉は、高値はつきません。

ということは・・・
大多数の方が美味しい!と思う肉は
おのずと高い肉である可能性が高くなってきます。

安いお肉で「当たり!」を見つけるのは難しいですが。

あなたが、一般的な舌の感覚をお持ちでしたら、高い肉には「当たり!」が多いはずです。

肉の値段はお肉屋さんだけが決めているのではなく、民意が決めている側面もあるということです。

長くなりましたが、今回は以上です。

日の焼肉雑学は 焼肉のお値段 part3
「部位別のお値段と希少部位」についてお送りいたします。.

前回すこし肉の相場について説明いたしました。

お肉の部位(牛の身体のどの部分か)は細かく分けると、多数あります。

うで、バラ、もも、ロース等々・・・
しかも最近では、ミスジ、カイノミ、イチボ・・・などという名称で、さらに細分化された、部位の名称が一般の方の耳にも届くようになりました。


 そして、最近メディア等でよく耳にする「希少部位」

 ではそもそも「希少部位」とはなんでしょう?

なんとなく、貴重な部分なのかな?とか珍しい部分なのかな?なんていうのは感覚で分かると思います。

お肉の部位っていうのは、当然のことながら、牛さんの身体の一部なわけです。
よって、大きい部分もあれば、少ししか採れない部分もある。


例えば牛のタン
タン=舌ベロ ですが、一頭の牛から取れる量ってせいぜい1㎏~2㎏ってとこでしょうか?
牛肉一頭分の数量から考えるとめちゃくちゃ少ないです。


それに比べて、モモのお肉なんてのは比較的多いですね。
でも、最近ではモモ肉をさらに細分化した呼び名でよびます。

例えばモモの中で「シンタマ」って呼ばれるところがあるんですが、その中で上質なサシが入る部位で「友三角(ともさんかく)」ってのがあります。一般的にはやはり希少部位と呼ばれるところですね。牛の半身で1㎏~2㎏くらいしかとれませんから。

ただ・・・

これだけお肉の部位の名称を細分化させれば・・・
どこの部分でも、希少部位になりませんか?


そう考えると言葉の上での希少部位というのは極端に言えば、どこの部位であっても、希少部位と言えなくはない、と個人的には思ってしましいます。



でも、メディア等が取り上げる希少部位っていうのは、これに+αの要素が加わってくることが多いです。

ここで前回お話した、相場が関わってきます。
今度は相場といっても、季節の変化ではなく、牛の部位の需要に対する相場です。



一般的に需要の側面で考えると

みんなが食べたい部位→人気がある部位→需要が高い部位→値段が上がる



供給面で考えると
  
少ししか採れない部位で需要が高い部位→供給が需要に追い付かない→値段が高くなる

これが、結果的に
希少部位=美味しい肉=高い肉
ってなことになるわけです。

みんなが欲しいと思うもの、美味しいと思う肉、というのは当然のことながら長い目でみると、値段が高くなっていくわけです。
そして、その流通量が減れば減るほど高くなります。

たとえ文字通り、ほんとの希少部位であっても、だれも食べたがらない美味しくないお肉は、高値はつきません。

ということは・・・
大多数の方が美味しい!と思う肉は
おのずと高い肉である可能性が高くなってきます。

安いお肉で「当たり!」を見つけるのは難しいですが。

あなたが、一般的な舌の感覚をお持ちでしたら、高い肉には「当たり!」が多いはずです。

肉の値段はお肉屋さんだけが決めているのではなく、民意が決めている側面もあるということです。

長くなりましたが、今回は以上です。

焼肉酒庵 兎我野
http://over-lay.co.jp/

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Posted by 焼肉酒庵 兎我野  at 20:25│Comments(0)焼肉雑学
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